第253章

野呂栞と白井小鳥は席を見つけて腰を下ろし、江口蘭が自ら二人分の茶を注いだ。

野呂栞と白井小鳥——この二人の顔立ちは、どこへ行っても嫌でも目を引く。

白い肌に整った容姿、漂う気品。片や身体の線を際立たせる赤い装いで燃える太陽のよう、片や白い服で雪蓮のように清らかだ。

並んで座っているだけで、視線を根こそぎ奪っていく。

しかも夜更け。屋台は少し奥まった城中村のはずれ、客層もごちゃ混ぜだ。美女が二人も現れれば、人の奥底に眠る何かが引きずり出される。

江口蘭の視線は、つい二人へと滑る。どちらも絶色で、男の征服欲を刺激してくる。

野呂栞は脚を組み、すらりと丸みのある脚線がやけに目につく。頬...

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